2017.12.13 Wed | US INFO
アメリカで妊娠!?妊娠検査薬は?妊娠週の数え方。
妊娠してから出産するまでのプロセスを比べると、日本とアメリカでは、同じところもありますが、若干異なる部分もあります。アメリカで、妊娠したかな?と思ってから出産するまで、どんな流れで進んでいって、どういう点に注意すべきなのかを、みていきましょう。
記事の目次
2) ドューラ(DOULA)について。
3) 妊娠検査薬について。
4) 妊娠週の数え方。日本と同じ?違う?
1) 自分の理想の出産について、日ごろから考えておこう。
妊娠を希望しはじめた頃から、自分がどういう出産・育児方法を望んでいるのかを考えておくと、いざ妊娠した時に、病院選びに頭を悩ます必要がなくなります。ただ、医療費が何かと高額になりがちなのが、ここアメリカ。まずは、ご自分が加入している保険について、どこまでが保険適用され、何が保険適用外なのかを、事前にちゃんと調べておきましょう。そのうえで、どんなお医者さんや助産師さんを希望するのか、ドューラ(→2)で詳しく説明します)が必要か、母乳育児を考えている方なら、お目当ての小児科にラクテーションコンサルタントがいるかどうか、母乳について相談できるサポート団体が近くにあるか等々、自分の理想の出産・育児プランを考えておくと、それに合わせて、最適な医療チームを形成することができます。
2) ドューラ(DOULA)について。
ドューラとは、妊娠期から出産、産褥期まで、ママをサポートしてくれる、専門的トレーニングを受けた女性のことを指し、ほとんどのドューラが出産経験者です。ママが理想の出産や育児をするにあたり、どんなことが大切で、何が必要なのか等々を、ママと一緒になって考え、必要な時にそばにいてくれる存在です。アメリカの場合、個人で開業しているドューラがほとんどで、出産に立ち会う「バース・ドューラ」と、産褥期のママをサポートする「ポスト・パータムドューラ」の2種類のドューラがいます。また、支払う費用も、地域によって、$800-$2500と、かなりばらつきがあります。この費用は、保険で一部、あるいは全額負担してくれる場合もあるので、加入している保険会社に事前に尋ねてみるとよいでしょう。日本で出産する場合と違い、タイミングよく日本の家族に立ち会ってもらえるとは限らないのが、アメリカでの出産。頼れる家族がそばにいなくて、心細くなった時でも、ドューラがしっかりサポートしてくれます。
3)妊娠検査薬について。
「妊娠したかな?」と思ったときに、まず最初にあなたが取る行動は、おそらく、
「妊娠検査薬を買いに行く」ということだと思います。
アメリカの妊娠検査薬は、日本同様、薬局等で気軽に購入することができます。種類がとても豊富で(値段もかなり違います)、それぞれの検査薬によって、マニュアル、デジタル、使用可能な時期等々、色々違うようなので、購入前にしっかりチェックしましょう。月経予定日の数日前から使える検査薬も、たくさんあります。
筆者の周りでよく使われている妊娠検査薬は、First ResponseとClearblueです。
(画像はamazon.comからお借りしました)
これらの妊娠検査薬は、排卵日検査薬ovulation testと同じところに並んでるので、お間違えのないように!
4)妊娠週の数え方。
最終月経開始日を、1週0日とし、40週が出産予定日となります。
アメリカの医療機関では週数を使うことがほとんどですが、家族やお友達との日常会話で、「私、今〇か月でね~」という使い方をするときもありますよね?その時は、日米でカウント方法が違うのでご注意ください。
妊娠1か月:1週から4週
妊娠2か月:5週から8週
妊娠3か月:9週から13週
妊娠4か月:14週から17週
妊娠5か月:18週から21週
妊娠6か月:22週から26週
妊娠7か月:27週から30週
妊娠8か月:31週から35週
妊娠9か月:36週から40週
また、日本に、妊娠初期、中期、後期があるように、アメリカでも、妊娠期間を3つの期間に分けます。
妊娠初期:First Trimester : 1~13週
妊娠中期:Second Trimester : 14週~26週
妊娠後期:Third Trimester : 27週~40週
その他、37週より前のことをPreterm(早産期)、37週以降を Term(正産期)と呼ぶこともおぼえておきましょう。
次回は、初診についてです!
Written by ORIGAMI KIDS