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2016.05.09 Mon | US INFO

アメリカで子育て | 子育てコーチング

子供の気持ちを受け止めよう

 

こんにちは。
子供は、大人と同じように、色々な感情や欲求があります。

 

うれしかったり、悲しかったり、寂しかったり、嫉妬したり。

 

 

お子さんが、感情や欲求を表現してきたとき、「子供だから・・・」と言って相手にしなかったり、おざなりに扱うのではなく、そのつど、そのつど、

「そうか。○○は、そういう気持ちだったんだね。こういうことがしたかったんだよね。」

と、お子さんの気持ちをきちんと確認してあげると、お子さんは

「パパやママは、僕(私)のことを、わかってくれている。」
「僕(私)は、パパやママに愛されている。」

と、気持ちが安定し、自分に自信を持つことができます。

 

 

「まだ遊んでいたい!」「そっか、まだ遊んでいたいのね。」
「学校に行きたくない!」「学校に行きたくないのかぁ。」

子供の言っていることを復唱するだけでいいんです。

 

 

それだけでも、子供は、

「パパやママに理解されている」

というポジティブな感情が芽生えます。

 

 

とはいえ、これは別に、わがままを許せ、子供の好き放題にさせろ、と言っているわけではありません。

 

 

例えば、あなたのお子さんが、スーパーでお菓子を欲しがっているシーンを想像してみてください。
家には、お菓子がたくさんあるので、あなたとしては、これ以上買いたくありません。

 

「よしっ。子供の気持ちを受け止めよう!」

とばかりに、

「そう。お菓子が欲しいのね。じゃ、買っていいわよ。」

となってしまうのは、子供の気持ちを受け止めているわけではなく、ただの甘やかしです(笑)

 

「そう。お菓子が欲しいんだね。」

と、いったん子供の気持ちを受け止めつつ、

「でも、まだ家には、たくさんお菓子が残っているよね。それを全部食べてからにしよう。」

という提案をしてみる。(注:だからといって、お子さんが、素直に「うん、そうだね、ママ♪」と従うとは限りません^^;)

 

 

気持ちは受け止めつつ、しめるとこはしめる!

このメリハリも、大事です。

 

 

上にあげた例のように、最終的に、「新しいお菓子が買いたい」というお子さんの要求が通らなかったとしても、お子さんの頭の中には、「ママはお菓子を買いたい僕の気持ちをわかってくれた」という経験は、しっかり残ります。

 

 

そして、そのプロセスを繰り返すことによって、お子さんは、パパやママと、徐々に信頼関係を築くことができ、ひいては、自己肯定感の高い子供に育っていくのです。

 

Written by マレー上野真衣子

マレー上野真衣子

海外在住女性専門ライフキャリアデザインコーチ。結婚、妊娠・出産、パートナーの転勤等、女性のライフステージの変化に合わせた人生設計やキャリア形成に関するコーチングを主に行っている。こどものためにお母さんが学ぶコミュニケーションスクール、マザーズコーチングスクールのマザーズティーチャーでもあり、海外で子育てを頑張る日本人ママを対象に、対面やオンラインで「ママのためのコミュニケーション講座」を開講中。
関連ウェブサイト:https://maikomurray.com, http://motherscoachingschool.com/