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2018.06.22 Fri | BLOG

Sumireのアメリカ妊娠・出産体験記 | その他 | ブログ

Sumireのアメリカ妊娠・出産体験記~医療費問題!

 

初めましてママ特派員のsumireです。

 

 

アメリカで2018年3月に初めての赤ちゃんを出産しました。
異国での出産はとても不安が大きかったので私が経験したことが少しでもどなたかのお役に立てれば嬉しいです。

 

 

昨年6月妊娠がわかって、直ぐに家の近所でレビューのよい産婦人科医をネットで調べました。電話をかけ検診日の予約をしていよいよ次回はドクターとのご対面です。私の担当医はレビュー通りとても親切で、つたない英語でもしっかり聞いてくれました。検診の流れ自体は日本とあまり変わらないと思うのですが(とはいえ日本での経験がないのではっきりとはわかりませんが、、、)アメリカではいつも大きな議論になる医療費問題で色々とショックなことがあったのでシェアしたいと思います。

 

 

何回か1度エコーをとるのですが、お腹の赤ちゃんの詳細を調べるエコー(合計3回)が私の場合は1回分しか保険でカバーされなかったので、あとの2回は自費になりました。私が通っていた病院でエコー検査をすると自費で900ドルほどかかると言われたのでダメもと検査を受けたくないと少し駄々をこねてみせると、医者が別の施設を紹介してくれて200ドルで実施してくれました。この差額にまず驚きました。

 

 

また35歳以上は高齢出産にあたるので遺伝子検査やらなんやらと言われるがまま検査を受けていたら検査会社から合計20.000ドル以上の請求がきて保険会社も支払いを拒否で顔面蒼白になったのを今でも覚えています。直ぐに病院に電話をすると検査会社に提出する書類に同意しているので値段に関して病院は関与できないと言われさらに撃沈。そして次回検診時に担当医に確認すると検査会社に電話して自分の名前を告げるように言われました。するとなんと請求額が100ドルになりました。どうやら担当医が検査会社の登録医師だったようです。

 

 

こんな具合に病院自体が把握していないことがあったり、持っている保険によっても値段が変わってきたり、施設からの請求書と保険会社が提示している金額とが異なったりと、私の場合何度も請求書の金額に振り回されました。今回の経験で言いなりになるのではなく何か「あれれ?」と思うことがあれば必ず保険会社と病院に確認をしてから支払いをする必要があると実感しています。ほとんどの場合日本語の通訳をつけてくれたのでそれだけが救いでした。

 

 

検査自体お医者さんも看護師さんも毎回親切でなんの問題もなかったのですが、私はこの保険会社とのやりとりが本当に苦痛でした。毎回請求書の封を手が震えながら開封するという日本ではありえないことでストレスを溜めることになり、アメリカ人の主人に八つ当たりし彼も踏んだり蹴ったりだったと思います。そんなことは一切なかったという友人もいるのでやはり持っている保険と主治医によるのでしょうか、、、ちなみに私の場合最終的には妊婦健診から出産(経腟分娩)まで合計約4000ドル程度でおさまりました。もっと高かったという方もいますし、ほぼ支払いなしという方もいらっしゃったので持っている保険によって雲泥の差になる様です。本当にアメリカの医療制度はどうにかしてほしいものです。

 

【追記】

このブログを記載した後でわかったのですが、出産後1ヶ月の間に子供の保険を決めなければいけないのですが、そのタイミングで主人が保険のプランをシルバーからゴールドにアップグレイドしていました。シルバーのままだと麻酔科医の請求が約1700ドルだったのですがゴールドに変更したためなんと、30ドルになりました。なので、もし費用が高額なのであれば出産のタイミングで保険を見直すのも一つの方法だそうです。

 

Written by ママ特派員