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2018.07.31 Tue | BLOG

Sumireのアメリカ妊娠・出産体験記 | その他 | ブログ

Sumireのアメリカ妊娠・出産体験記~無痛分娩について

 

ママ特派員のsumireです。

 

今回は、私が体験した無痛分娩についてお話ししようと思います。

 

 

予定日近くになっても、なかなか陣痛が始まらず結局予定日を過ぎてしまいました。
高齢出産の場合、予定日以降は徐々に羊水の質が悪くなってしまうとのことで、医師から陣痛促進剤を使用するように勧められました。

 

 

夕方5時半に入院をして、7時に夕食をとりました。看護師からメニュー表を渡され調理場に電話で好きなものをオーダーするように言われたのですが、なんの説明もなかったので、あとでまた食べられるだろうと思いその場では適当に一品注文しました。その夜お腹が空いたので何か食べても良いかと聞くと出産までは水以外口にしてはいけないと言われ空腹のまま分娩室で一晩過ごすことになりました。いよいよ空腹との戦いが始まりました。翌朝6時くらいに促進剤を投与して私の場合は朝10時くらいに本陣痛が始まりました。痛みに敏感な私はあまりの痛さに泣き叫び、看護師から麻酔を投与するか確認されましたが、あまり早く投与すると投与量も増えるので全く感覚がなくなり、いきめなくなって、そのまま帝王切開になる場合もあると聞いていたので、できるだけ我慢していました。しかし、それも1時間ほどで我慢の限界。看護師が見るに見かねて「もう麻酔科医呼ぶわよ!」と言われ私も諦めて麻酔を投与してもらうことにしました。そして、麻酔が効き始めるまではしばらく阿鼻叫喚していたのですが45分ほどで全く痛みがなくなりました。

 

 

そこから子宮口が開くまで夜7時くらいまでかかったので、iPadで日本のドラマを見たり友人と電話をしたりお昼寝をしたりと空腹を感じながらもかなりリラックスして過ごせました。もし自然分娩だったら出産まで、あの陣痛の痛みをずっと感じながら過ごさなければいけないのかと想像するだけで身の毛がよだちます。日本のお母さんは本当に強いと心から尊敬しました。

 

 

それにしても、前日の夜8時から何も食べていなかったのでお腹が空いて仕方がありませんでした。看護師から「あなた1品しか注文してなかったでしょ、そりゃお腹すくわよ。」と言われ、机にあったメニュー表をみるとなんと4品まで注文できると書いてありました。自分が読まなかったのが悪いのですが、心からその看護師を逆恨みしてしまいました。そして、いざいきむとなるとお腹が空いて全く力が出ません。hungry!!!!と叫んでいると看護師がアイスキャンディーを1本だけ持ってきてくれました。それにしても糖分の威力がすごい。アイスキャンディー1本食べた30分後の夜9時半に、オギャーと出てきました。

 

 

アメリカの分娩でちょっと驚いたのが、日本のようにカバーはなく、丸見えです。そしてモチベーションをあげるためと私は断ったのですがほぼ強制的に鏡を前におかれていきむように言われました(これは病院によるみたいです)。後、日本のお父さん達は外で待つか、中に入っても頭側にいて何も役に立たなかったと聞いたことがあるのですが、こちらは付き添いに入った主人にも私の足を持たせて、一緒にいきむという共同作業。失神するお父さんもいると聞いたことがあるのですが、主人は私と頑張ってくれて最後へその緒もハサミでチョキンと切ってくれました。そして空腹のあまり出産後食べたウェンディーズのハンバーガーがとてつもなく美味しく感じました。

Written by ママ特派員