2017.05.24 Wed | US INFO
朝、子供がのんびりしすぎている時。
前回のコラムから2週間たったので、
ちょっとおさらい。
前回は、我が家のおっそろしく朝がのんびりな次男について、お話をしました。
そこで、今回は、朝、のんびりしたお子さんに対して、
パパやママが、どういう声がけをすると効果的(かもしれない)か、
あるいは、その際に、心に留めておいて欲しいことを、下にあげていきますね。
1)「早く早く!」を連呼しない。
この言葉は、単純に、子供にストレスを与えるだけです。
「早く!」と言っているパパとママも、気分がいいものではありません。
しかも、この言葉を言い続けると、
「早く!」と言われた時のみ、「早く行動する子」になってしまう可能性があります。
とはいえ、「早く!」という言葉って、本当に言ってしまうんですよね。
わかります、気持ちはよーくわかるんです。
でも、そこを何とか耐えてください。
2)あいまいな指示はださない。
小さな子供に、「行く準備をしてね!」と、あいまいな言葉がけをしても、
彼らは理解できません。特に朝は。
そこで、子供に何かして欲しいときは、「ジャケットを着てね」「靴をはいてね」と、具体的な指示を与えることをおススメします。
3)複数の指示をいっぺんにださない。
「ご飯食べたら、歯をみがいて、コート着てね!」と言ったような、
複数の指示を子供に出しても、子供は、ほぼ理解できません。
子供に指示を与えるときは、1つずつ。シンプルな文章で伝えてください。
4)「大事なこと」は、大人と子供とでは違う。
あなたにとって大事なことでも、子供はその価値を理解できないことも多いです。
反対に、大人のあなたにとって、「そんなこと・・・」と思えることでも、
子供にとっては、えらいおおごと、ということも。
例)「ママは朝の会議に遅れたら大変だって言ってるけど、
僕だって、今この塗り絵を終わらせることが大事なんだ。」
あと、これは声かけとはまったく関係ないのですが、最近は、
私自身も、以前より早めに起きるようになりました。
夫も、朝早く起きて、同じ敷地内にあるジムに行くようになり、
夫婦そろって、朝の時間をいつもよりもゆっくり過ごせるように。
それにあわせて、子供達も、いつもより10分だけ早く起こすようになりました。
彼らはいつも、朝ベッドから出てくると、ソファで目が覚めるまで、
ボーっとするのですが、10分早く起こすことにより、
この「ボーっとする時間」も少し長めにとれるようになり(数分ほどですが、これがけっこう違うらしい)、
その間に、機嫌もけっこうよくなって、色々協力的になります。
みんなが忙しい朝って、本当に毎日が戦いですよね。
だからこそ、朝からイライラはしたくない。
上であげたことを実践したからといって、
いきなり子供の聞き分けがよくなるわけでもないし、
あなたのイライラが100%なくなるわけでもないですが、
トライしてみる価値はあると思います。
眠い目をこすりながら、今日も頑張りましょう!
Written by マレー上野真衣子