2016.05.24 Tue | US INFO
かんしゃくだ!~我が家の場合。
こどものかんしゃく、困りますよね。
今回は、私の体験談についてです。
我が家の5歳半の長男は、2-4歳のころは、かなりのかんしゃくもちでした。
ちょっと気に入らないことがあると、びっくりするほど大きな声で、泣き喚きます。
いきなりやってくるかんしゃくに、私はアタフタ。時に呆然。
ネットで検索した結果、子供がかんしゃくを起こした場合の対処法という記事を発見し、その中に書かれていた方法を、いくつか試してみることにしました。
その1.「子供がかんしゃくをおこしはじめたら、ぎゅーっと抱きしめてあげる。」
→顔を真っ赤にして泣き叫ぶ長男を、ぎゅーっと抱きしめようとしましたが、落ち着くどころか、長男は、余計に興奮し、しまいには、走って逃げてしまいます。
・・・撃沈。
その2.「静かになるまで、子供部屋に1人でいさせる。」
→子供部屋に連れて行っても、大泣きしながら、飛び出してきてしまう。
その3.「子供の気持ちに寄り添う」
→子供の気持ちにしっかり寄り添ってあげて、その気持ちをいったん認めてあげる、というのは、前回でもお話したように、子育てコーチングの基本なんですが、我が家の場合、かんしゃくをおこし、全く周りが見えていない長男に、「こういうことがしたかったんだよね。こういう気持ちだったんだね。」と言ってみたところで、のれんに腕押し、糠に釘。聞いちゃあいやしません。
あまりにも、かんしゃくが続いたときなどは、私も「もう勝手にしなさい!」と怒ってしまったことも。
するともちろん、長男はさらに号泣。
もう、どうすればいいの~~(涙)と、途方にくれておりました。
でも、ある日、子育て本とは、全く関係のない本を読んでいたら、そこに、
「子供のかんしゃくがおさまるまで、親も一緒に部屋の中にいた。」
という、筆者の体験談が書いてあり、ポイントは、
「親は何もせず、何も言わず、ただただそこにいるだけ。」
とあります。
「結局、子供は親の愛情をいつも感じていたいのだ。たとえそれが、かんしゃくを起こしているときであっても。”僕がかんしゃくをおこしている時でも、パパやママはちゃんと見守ってくれている”という安心感が欲しいのだ。部屋の中に一緒にいるだけで、それを伝えることができる。」
そこで、私は、ものは試し、とばかりに、この筆者の方法を実践してみました。
かんしゃくを起こした長男を、子供部屋に連れていき、私も一緒に部屋の中に入ります。
そして、長男が落ち着くまで、ひたすら、何もせず、何も言わず、修行僧のごとく、じーっと待ちます。
すると、15分ほどたったあとで、長男が涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、私にぴったりとくっついてきたのです。
そのまま、頭を少しナデナデしていたら、さらに落ち着いてきたようだったので、ここで、先にあげた「その3.子供の気持ちに寄り添う」をやってみました。
「そうかそうか。長男は、こういう風に思ったんだよね。」
すると長男が、
「うん・・・。」といって、しばし静かに泣いたあとで、「おもちゃでまた遊ぶね。」と言って、スタスタとおもちゃ部屋に戻っていきました。
おもちゃ部屋に戻る長男を見ながら、私は1人静かにガッツポーズをしたものです。
それからは、長男がかんしゃくを起こすと、子供部屋につれていき、長男が落ち着くまで、私は修行僧になりました。
そうしていくうちに、かんしゃくを起こしている時間も、少しづつ短くなっていったようです。
私も、かんしゃくと付き合っていく方法を見つけた安堵感からか、長男がかんしゃくを起こしても、イライラする回数がかなり減りました。
育児は、トライ&エラーで、その子にあった解決方法を、自分たちで探していくしかないんだなぁと思った出来事でした。
皆さんも、トライ&エラーを繰り返しながら、あなたとお子さんにあった育児方法を見つけてくださいね!

Written by マレー上野真衣子